セントリック・ロケータ―
患者さんの下顎を保持、誘導して行う中心位の再現法では、常に指に一定の力を加える必要があり、「もっとも困難な試み」といわれています。セントリック・ロケーターはこの保持、誘導を安定した容易なものとするため、故村岡博先生の考案に基づき開発されました。
・・・・・下顎の中心位の設定はきわめて簡単なように見える。しかしながら、下顎の位置の再現性を探求することは「最も困難な試み」である。中心位を求めようとするときは、術者は患者の下顎を前方にスライドするように指示する。そして、親指に強制的な力をかけて、下顎を最終退位に押し込んでいる。このテクニックは患者にとって快適なものではなく、また、再現性を得ることも無い。
中心位を探求するその都度、指に一定の力を加えることから、結果として再現性の欠如となって現れるのである。
セントリック・ロケーターは、中心位を決定するための手助けとなるものである。その目的は、精密な、また特に限定された方法による中心位の探求では無い、むしろ、この器具を使用することにより、求める中心位の位置の状態に応じて、前述した如く、3つに大別された中心位を採得する臨床家の助けとなるものである。・・・・・・・・・・・・・村岡 博 著
クインテッセンス・インターナショナル 3/1980より抜粋〈中心位額誘導補助具〉
- セントリック・ロケータ―
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グリーン色:無歯顎用 ピンク色:有歯額用
標準価格 各19,000円◆中心位の再現と採取を容易にする器具◆
ー下顎の中心位決定・誘導性を容易に再現ー
終末蝶番位採取において
・誘導性が容易であり臨床上の効率化UP
・安定性に優れ下顎を保持・誘導、運動路の再現
・患者様の負担を軽減し不快感なく、容易に中心位の再現
患者様の下顎を保持、誘導して行う中心位の再現法は、常に指に一定の力を加える必要があり「最も困難な試み」と言われています。
セントリック・ロケーターはこの保持、誘導を安定し、容易なものとするため、村岡博先生の考案に基づき開発されました。